テレビ番組制作の業界に飛び込んだ初日に経験する「業界初日のあるある」をまとめました。

業界人は99%どれかを経験しているはずです。

入社に向けていろいろ気になる方、緊張している方はぜひ読んでみてください。

同録を見る(ほぼ100%)

ほぼ100%のスタッフが経験するのが「同録を見ておいて」です。業界初日の王道中の王道です!

同録とは簡単に言えば、過去のOA放送を見ることになります。番組テイストや内容を伝える意味になりますが、新人AD(アシスタントディレクター)が初日で思うことは、

いやもう知ってるよ!なんで見るの?

そもそも同録ってなに?

さらに暗い想定の場合ではこんなこと

新人ADはまだ同録を見る大切さに気づかないでしょうが、同録を見ることは大切です。

きっと半年を過ぎれば同録を見させられた意味がわかるでしょう。業界初日だけでなく、配属番組が変わった初日でも同録をみます。

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

同録を見るポイント
ロケやサブ出しの有無(街録・再現・タレントロケ)
テロップや編集の加工

座ってるだけで気まずい

周りの先輩ADが忙し過ぎて、ただ座っているだけで気まずくなりがちです。

忙しい時は、新人に教育している暇がありません。コピーや印刷ひとつでも教えるのが、難しくほったらかしになります。

何も教えてもらえないと悲しくならず、指示されたことをずっとやっておけば大丈夫です。

とりあえずリサーチ

簡単なリサーチを任されがちです。誰でも出来る、そしてハードルが高くない、見つけやすいネタを頼まれます。

まだ信頼もされていないので、頼まれる時も抽象的な指示になり、ダメでもOKと先輩ADは思っています。

ここで上手いリサーチが出来れば、一気に株が上がります!

元放送作家が教えるリサーチテクニック記事もありますので、読んでみてください。

初日リサーチありるある
ロケ弁・ロケ地・専門家・何か面白い情報・面白動画

議事録・スケジュールを読む

番組の議事録やスケジュールをPCで読みがちです。

芸能人の名前もたくさん並び、少し興奮すると思いますし、業界人になった気にもなれます。

新人ADは議事録を作るのを任せれることが多いので、内容も大事ですが、書き方や資料のテイストも確認しておきましょう。

Wi-Fi設定しがち

テレビ局の場合セキュリティの関係上、Wi-Fiの設定が難しい場合もあります。

専用のサイトからパスワードを入力し、Wi-Fiを繋げます。一般的なWi-Fi設定のようにパスワードを入力するだけじゃない場合が多いので、意外とめんどくさいです。

手こずると数時間を費やすことも・・・

制作会社の場合は、パスワードを渡されて入力する一般的な設定になります。

コピー機の設定しがち

新人ADはコピーや印刷が出来ないと仕事になりません。

これ会議用にコピーしておいて!

わかりました

なのでまずコピー・印刷できるようにPCを設定するはずです。

PCミスりがち

新人ADで時々起こりがちなのが、購入したPCが間違っていることです。

基本業界はAppleのMacが主流になりますので、Windowsは避けた方がいいでしょう。

さらに番組制作はPCスペックの違いで、作業効率に雲泥の差が生まれます。

同じ形でもProとAir、M4チップ、core7、ストレージ512GBなど様々な種類がありますので、不安であれば初日に先輩ADにアドバイスをもらって購入することをおすすめします。

高い買い物になりミスったPCを買ってしまうと取り返しがつかないです。ずっと効率が悪いまま作業することになってしまうので、PC選びは慎重にしましょう。

プレミアを入れる

Adobeが出している編集ソフトPremiereをインストールすると思います。テレビ制作の編集は、基本的にPremiereを使います。

このソフトが入っていないと仕事になりません。

プレミアって入ってる?

まだ入ってません・・・

おそらく先輩ADから確実に聞かれるでしょう。

最初は意味不明な画面がたくさん出てきますが、すぐに慣れるので頑張りましょう。

定時に帰らされがち

先輩ADが忙しくても初日だけは、定時に帰らされがちです。

これはテレビ業界に限らず、多くの職種であるあるかもしれません。

先輩ADが忙しいのに、先に帰るのが後ろ髪を引かれるますが、帰りましょう。少し経てば終電・泊まり込みも当たり前になりますので、帰れる時に帰るがADの鉄則です。

遅みたいに暇

番組制作は暇な時期はめちゃくちゃ暇です。

ダラダラデスクに座って、喋るだけの日常もよくあります。もし配属番組が暇時期だったら、ビックリするくらい何もすることがありません。

先輩ADと世間話をして、ランチして、会社案内されて、定時に上がって、飲みにいく。ADって激務じゃないの?と拍子抜けする場合もあります。

番外編:一昔前の初日あるある

FINAL CUTを入れる

ファイナルカット(FINAL CUT)とは、Premiereが主流になる前の圧倒的なシェアを誇った編集ソフトになります。

2019年あたりから一気にPremiereが業界のデフォルトになりました。今やファイナルカットで編集する番組もほとんどなくなりましたし、使っている人も見かけません。

少し前までは業界初日にファイナルカットをインストールしていた人も多いと思います。

5枚くらいのDVDを5〜6時間くらいかけてインストールしてました。その間、ずっとパソコンは使えないですし、待ってるだけです。

さらにインストールするのに、PCのメモリーを120GBくらい失うのも辛かったですよね。時代を感じますね(笑)

今のADさんはファイナルカットを知らないと思いますが、長年業界を支えた画期的な編集ソフトでした。

というわけで「業界初日のあるある」を10選をお届けしました。

絶対にこのどれかに当てはまると思います!間違いないです!もしこれ以外に経験しましたら、教えてください。

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