テレビ制作現場に身を置く人にとって共感できるあるある、早く言いたいです。

第4弾は、飯系・グルメ系のインサートのあるある言います。

飯インサートに潜むあるあるを早く言いたいです。

チーズなどの伸び系撮影が難しい

チーズなどの伸び系のインサートはめちゃくちゃ難しいです。

時間が経つと固くなってしまい、全然美味しそうに見えなくなります。

出来立てを素早くカメラ前にセットして、すぐに撮影する時間との勝負になります。

ほとんどのインサートは、何回もリテイクできますが、伸び系は1〜2回が限界です。インサート泣かせであり、撮影が押す天敵です!

ベッチンを始めて知る

皆さん、ベッチンってご存知ですか?インサートの代表的な必須アイテムです。

生活していた聞く事もない言葉ですし、業界でもインサート以外であまり聞かない言葉になります。

ほとんどのADさんはインサート撮影の時に、ベッチンを知り、ベッチンを覚えます。そして、ベッチンの大切さを実感していきます。

箸上げで面がわからなくなる

グルメ・商品には面(正面)があります。面とは、美味しそうに見える断面や綺麗に映る向きのことです。

箸上げをしていると、面の位置がわからなくなってしまいがちです。カメラアングルと視点が異なるので面を見失うことがよくあります。

面の向きが決まらないと、モニターを見ているディレクターから怒られたりします。

慣れてくれば、誰でも出来るようになるので、経験を積みましょう。

タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・

技術撮影はレベチ

技術さんが撮るインサートと制作が撮るインサートでは、レベチです!!!

圧倒的にプロのカメラマンが撮った映像のクオリティーが高いです。ディレクターになり、自分でインサート撮影を始めたら、きっと全ての制作スタッフが一度は思うでしょう。

技術さんうまいなー!

俺のインサート下手クソだ・・・

撮ることに関してはどこまでいっても、プロの技術さんには勝てないです。

「音出して大丈夫ですよ」と伝えがち

インサート撮影の場合は基本的に収録音を使いません。ナレーションやBGM、トークに被せるので、雑音などは気にしないです。

店員さんやお客さんが撮影を気にして静かにしてくれがちになるので、そんな時によく言うセリフになります。

食洗機かけてもOKです!

音出し大丈夫ですよ!

撮影中は静かにしないといけないと思って、作業を止めてくれる方も多いので、音を出していい時は伝えてあげるようにしましょう!

空調の温度を下げがち

インサート撮影で温かいモノを撮る時に、空調の温度を下げます。

これは料理を美味しく見せる湯気を作るためです。

温かい商品でも湯気がなければ、画面越しでは冷たく見えてしまいます。

湯気があるかないかで、雲泥の差が生まれるので、インサートでは湯気は超大切な要素になります。

技術と息合わせる

インサート撮影は技術さんとのコミュニケーションが大切になります。

1つの商品の撮影時間、次の商品のスタンバイ、箸上げのタイミング、三脚・レンズ・照明の調整など全員が同じ気持ちでインサートに向かうとすごくいい現場になります。

ダラダラしがちなインサート撮影をしっかり緊張感を持ちながら、息を合わせることで最高のインサート撮影になります。

フリッカーが入った時は地獄

制作インサートで起こりがちなのが、フリッカーが入ることになります。

フリッカーとは、画面に映る照明や光のチラツキのことです。制作会社の会議室などで撮影した場合、シャッタースピードを変更しておらず、素材を確認して頭を抱えたADさんも多いでしょう。

制作会社や会議室などで撮影する場合は、フリッカーのことも意識して、シャッタースピードを調整してから撮影しましょう。

インサートで腹がいっぱい

インサート撮影だと、同じ商品を何回も作ってもらう事もあります。

せっかく作ってもらった商品なので、しっかり全部食べるのが制作マナーです!残すのは絶対にやめましょう。

なので、たくさんの商品を撮る場合、インサートだけでお腹がパンパンになります。カメラマンやディレクターさんは、好きな量を好きな分食べますが、ADは残った料理を食べるのも仕事の一つです。

素早く、綺麗に食べるADは将来出世するでしょう!

制作会社・番組特有のインサートセットがある

制作会社や番組特有のインサートセットがあります。

包丁やスプーン、コースター、お茶碗、霧吹きなど効率よく、綺麗に撮れるセットなど、各社・各番組のこだわりが詰まってます。

あまり他社や他番組のインサートを見る機会がないので、「インサート撮影の発展のために情報交換をする機会があれば嬉しいな」とずっと思ってます。

他番組のインサートで勉強しがち

インサートを撮るようになったり、オフラインするようになると、本編の内容よりもインサートも注意して観るようになります。

綺麗な料理の撮り方や、箸上げの工夫、レイアウトなど、ニッチな制作目線でしかわからない細かい部分を勉強しちゃいます。

アド街ック天国や、ぐるナイなどご長寿番組のインサートを本当に凄いと思います!

飯系インサートあるある、いかがでしたか?

これからもベターなあるあるや、ニッチな業界あるあるをたくさん言いたいと思います。

最新の記事や他にはないロケ地情報をSNSで発信しております。

ぜひ番組制作者の皆さん、映像制作者の皆さん、メディア業界関係者の皆さん、フォローお待ちしております。

書いて欲しい記事やご意見などもお気軽にコメントください。