夏のロケは、危険がたくさん潜んでいます。想像以上に過酷です。

制作スタッフは、全体を意識して満遍なく注意しないといけない立場です!

長年制作現場を経験したテレビ制作大百科のライターが、注意しておくべきポイントをまとめていきます。

悲惨な目に遭わないように、夏ロケの注意点をぜひ参考にしてみてください。

ロケ弁の管理

ロケ弁の管理は、細心の注意を払うようにしましょう!

たった数十分ロケバスや控室に放置するだけで、ロケ弁は簡単に傷みます。

「室内に置いたから、大丈夫!」と甘く思わないでください。

気づいた時には、全てのお弁当が食べれなく、激臭を放っている事態もあるあるです。

夏場のロケ弁の管理は、徹底して対策しておきましょう!

忙しくて忘れてしまったら、一巻の終わりです。1日ロケ弁がない最悪の現場になります。

夏のロケ弁で絶対にやってはいけない行為
無人のロケバスに放置
クーラーをつけていない部屋に置く
直射日光を当たるところに保管

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

カメラ機材のオーバーヒート

夏場の撮影では、カメラ機材のオーバーヒートにも注意を払いましょう!

高温下ではバッテリーの消耗が早くなり、カメラやバッテリーはすぐにダメになります。

撮影終わりに、REC出来ていなかったと気づいたら、もう地獄です。取り返しがつきません。

なので、機材が熱を持ちすぎないように、日陰に置いたり、送風機などで冷却したり、。予備のバッテリーを十分に用意し、涼しい場所で保管するようにしましょう。

特に直射日光を浴びる車中の定点カメラは、すぐに落ちてしまうので、保冷剤を巻いたりするなどの対策も必要になります。

機材保護の注意点
直射日光を避ける:白いタオルなどで覆う
冷却:日陰に置いたり、送風機などで冷却
バッテリー管理:予備のバッテリー・機材を十分に用意

熱中症対策

熱中症対策は、マストで行うようにしましょう!

こまめな水分補給、涼しい場所の確保、撮影時間の調整など、ADさんだけでなく、制作チーム全体で意識するようにしなければいけません。

冷たい飲み物を多めに買ったおき、専用のクーラーボックスを現場持っていくなど、夏限定の対策を考えましょう。

AD的には仕事が増えてしまいますが、それもADの仕事です!

ハンディファン、冷却スプレー、保冷剤、冷感タオルなど、あらゆる冷却グッズの活用して、夏ロケを乗り越えましょう。

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

技術さんへの配慮

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

タレントや演者さんを気にするのは、当たり前かもしれませんが、カメラマンや音声さん、カメアシさんなどの技術チームにも、ちゃんと配慮しましょう。

技術さんは、なかなか声をあげにくいポジションであり、無理して頑張ってくれがちです。

カメラが回っていない時はタレントや制作は休憩できるけど、技術さん意外と休憩できません。

次のスタンバイや機材チェック、バッテリーチェンジなど、休むタイミングが作りづらいです。

休憩しているようで、ちゃんと休めておらず、長時間稼働させて熱中症になるカメラマンが、毎年発生しています。

声を出しにくい技術さんにも、しっかり配慮してあげることを忘れないでおきましょう!

紫外線対策

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

女性スタッフは、紫外線対策していますが、男性スタッフは怠りがちです。

年を重ねるごとに、夏ロケで対策を怠った顔にはシミが大量にできます。

ビックリするくらい増えていきます。気づいた時には遅いです。

若い時は気にならないですが、30を超えて急激にシミが現れたらおしまいです。

「俺は日焼け止めはいいや」と思うかもしれませんが、絶対に塗っておくことをおすすめします。

夏ロケの注意事項まとめ、いかがでしたか?

初めての夏を迎える新人ADさんや慣れない外ロケをするスタッフさん、ぜひ参考にしてください!

一人でも救われるADさんが生まれたら、大変嬉しく思います。

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