
ADからAP(アシスタントプロデューサー)に昇進した時に、多くに人が直面するAPならではの悩みや課題をまとめました。
ADでもなく、ディレクターでもなく、制作チームと板挟みになりがちで、苦労も多いです。
APさんなら一度は同じように悩みますので、気にしないでください。
意外と情報が少ないAPさんの事情をリアルにまとめていますので、これからAPを目指すADさんもぜひ最後まで読んでください。
人気タレントのマネージャーの連絡先がわからない

APの一番の仕事は”キャスティング”です。
いかに多くの事務所・マネージャーに繋がっているかが、重要です!
ディレクター目線だと、人気タレントを仕込めないAP・Pは仕事が出来ない烙印を押されます。
APになったばかりは、繋がっているマネージャーさんが限定されているので、苦労しますが、どうにかして頑張ってください。
収録現場でちゃんと名刺交換をする。プロデューサーから紹介してもらう。テレビ局員との関係を構築しておく。など困った時に、助けてくれる環境を作っておきましょう。
関係値がない事務所への距離感

APは、芸能プロダクションと密に連絡をとります。
その時に初めて連絡するマネージャーさんだと、気を遣って距離感がわからなく、ストレスを感じがちです。
ギャラ交渉なども含めて、関係値がない状態だとかなり苦労します。
こればっかりはどうしようもないので、現場で会った時にコミニュケーションを図り、徐々に仲良くなりましょう!
仲のいいマネージャーが多いAP・Pは、総じて優秀な方が多いです!
タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・
編集作業費の予算調整

キャスティング以外で、重要な仕事が予算管理です。
番組全体の予算を把握して管理しますが、特にシビアに計算するのが編集費です。
無駄に箱(EED)を押さえると一気に予算オーバーになります!
オフラインの進捗やボリュームなどを事前に計算して、編集所と擦り合わせるのが大事になります。
編集作業の本隊には関わらないですが、編集費のやりくりも悩まれるAPさんが多いです。
少しでも編集費を下げるためには、事前のスケジュール調整が肝心です。
オフライン・PVをロケ前から段取りし、スムーズに箱に入れるようにAD・Dと共有しておきましょう。
モザイクやカラコレ、整音が大変な編集の場合、事前に段取りするだけで、半日編集費が浮くことも珍しくないです。
編集費はチリツモです!!!
仕事の評価がしづらい

APは、目に見えた制作物がないので、評価しづらいのが悩みの一つです。
VTRを繋いだりすることがないので、成果物がなくわかりづらいです。
APってなにしてんの?暇なん?
キャスティングに、予算管理、箱の手配・・・
忙しいけど、伝わらないな。
成果物がないので、APさんは態度や人間関係で評価されます。
一緒にいて楽しいか、ADさんをちゃんとケアしてるかなど、対人関係が重要です。
優秀なAPさんには、人が集まってきて、制作チームの中心的な役割になることもあります。
会議や打ち合わせでも、発言をもとめられ、制作チームにちゃんと関わるAPさんが求められます。
局員・事務所との対人スキルが超重要

APに求められる一番のスキルは、対人関係です!
テレビ局員・芸能事務所・ディレクターなど、ありとあらゆる人と円滑かつ、気持ちいいコミニュケーションを求められます。
礼儀正しさや言葉遣い、ビジネスマナーなどがAD・ディレクターと違い、確実に求められます。
ビジネスマナーがなってないAPは、絶対評価されません!
業界全体でビジネスマナーを教えてもらえる機会はほとんどありませんので、AD時代からじっかり見つけるようにしましょう。
また優秀なプロデューサーを見つけて、電話・メールの仕方など細かく盗むくらいの勢いがあれば、優秀なプロデューサーに早くなれるはずです。
APの苦労や悩み、いかがでしたか?
意外と知らないAPの悩みや苦労を共有し、少しでも役に立てればと思っています。
ADと違った悩みと向き合わないといけませんが、ひとつひとつ経験を重ねれば絶対に上手くいきます!
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