入社してみないと「いい会社」か「悪い会社」かわからないですよね。
失敗しない番組制作会社選びのポイントとして、5つの特徴を紹介していきます。
あくまでも長年フリーランスでテレビ制作の現場に携わった大百科ライターのランキングになります。
会社説明会や逆質問などで、確認しておくと入社後のミスマッチが起きにくくなります。
1位:ディレクター昇進の基準が明確
しっかりとしたディレクター昇進の判断基準がある制作会社はめちゃくちゃいい会社です。
優劣の基準がなく「面白い」「面白くない」で判断させる業界なので、昇進基準を設けることでモチベーションにも繋がりますし、明確な目標があるとADとしてかなり働きやすいです。
しかし、しっかりとした判断基準を設けている制作会社の方が、圧倒的に少ない印象です。なので、就活中にしっかりと見極めることがおすすめです。
昇進基準(良い制作会社) |
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完パケ動画をチェックするディレクター試験がある(技量で判断) |
社内コンペの優勝者がディレクター昇進(勝負で判断) |
チーフADの期限を決める(期間で判断) |
昇進基準(悪い制作会社) |
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プロデューサーの気持ちだけで決める |
新しいチーフADが育つまでと先延ばしにされる |
なんとなく年次で決める |
2位:評価制度がはっきりしている
給与面やボーナスなどの評価制度がはっきりしている制作会社はいい会社です。
どうすれば評価されるのか、役職に就いたら給与はいくら上がるのかなど、ADに対して会社の評価制度を伝えてくれる会社を選びましょう!
評価制度が曖昧で、抽象的な制作会社はかなり危険です。
プロデューサーの一存で判断する会社だと「好き嫌い」で評価されてしまい、正当な評価を受けにくくなります。説明会や面接時の逆質問で確認してみるといいと思います。
3位:残業代・インセンティブが払われる
当たり前のことかもしれませんが、残業代がしっかり支払われない制作会社はかなりやばいです。
何日も泊まり込み、休みなく働いたのにいつもと同じ給与しか支払われない制作会社もあります。
勤怠管理などをシステムで組み、業務時間に応じて正当な給与が支払われる会社を選びましょう。
その中で、「特番」「掛け持ち」など担当番組数によるインセンティブがつく制作会社はかなりおすすめです。
担当した番組数に応じて、インセンティブがつくことで、やる気も変わります。
4位:社員のディレクターが多い
社員のディレクターが多い会社は良い制作会社です。
なぜなら、ディレクターになるまで辞めないADが多いことを示しています。
さらに、優秀なディレクターが入ってくるということは勢いがあることも意味しています。
いい制作会社は確実に社員のディレクターが多いです。
逆に悪い制作会社は、派遣やフリーランスのディレクターが多く、社内の教育環境などが整っていないので、ディレクターになる前にADが辞めていきます。
フリーランスや派遣スタッフに頼っていてディレクターが少ない制作会社は要注意です。
5位:テレビ局に企画書を提案してる
制作会社として企画書を作り提案している会社がおすすめです。
ただ番組制作を行うだけでなく、定期的にテレビ局に企画書を求められることが大切になります。
企画書を求められるということは、テレビ局から評価されており、一緒に番組を作りたい!と思われている証拠です。
また新規番組の獲得に向けての営業活動でもあり、プロデューサー陣がしっかりと仕事をしていることを表しています。
制作会社では、企画書を求められることがあまりないので、企画書を書けたり、提案できる環境が整っているかを確認しておくのもいいと思います。
良い制作会社と悪い制作会社の基準はこれだけではありません。上記に当てはまらなくてもいい制作会社はたくさん存在します。
情報が少なく、同じような内容が多い番組制作の事情について、元番組制作スタッフだからこそ、伝えられるリアルな情報をどんどん発信していきたいと思います。
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