テレビ業界で使われる特殊な“業界用語”をどこよりも詳しくまとめます。
現場で飛び交う意味不明な言葉や、恥ずかしくて今更聞けない用語など、テレビ制作大百科を見れば、ほぼほぼ知ることができます!
業界人じゃない方も、テレビ通として業界用語をぜひ覚えてみてください。
では”さ行のさ”をどうぞ!
目次
さ行のさ
33時
朝9時に編集所が終わる時間。朝10時に入り、翌朝9時までのこと。編集の当たり前の時間。
サブ出し
収録時にVTRを流すこと。また流すVTRのこと。
サブ完
サブ出し完パケの略称。テロップや音などもついた完成したサブ出しVTRのこと。
サブ白
カラコレやでフォーカスなどを終えて、テロップを入れる前の状態のサブ出しVTRのこと。編集のベースとなる。
サブスタジオ(サブ)
副調整室の事。番組運行の司令室的な役割。スタジオで行なわれる番組の進行全てのコントロールを行なう。
撮影助手
カメラマンの助手、補佐のこと。仕事の役割によって「チーフ」「セコンド」「サード」と呼ばれる。
再現
再現ドラマの略称。簡単そうに思えるが実は難しく、奥深いのが再現ドラマ。仕込み・スケジュール・演者手配・美術発注などあらゆるロケの基本が詰まっている。
竿
先端にマイクを取り付けたガンマイクのこと。「ブーム」とも呼ばれる。
サンプリング
過去の曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を製作する音楽製作法・表現技法のこと。
サンバリュ
日本テレビの日曜日14:00 – 15:00の単発特別番組枠のこと。この時間帯で数字がいいと、レギュラー化、ゴールデン特番に昇格していく。
サムネイル
視認性を高めるために用いられる縮小された見本画像のこと。SNSや配信サービスの普及に伴い、テレビもサムネイルに力を入れ始めてた。
サブタイ
サブタイトルの略称。本題を補足する形でつけられる。
サイド
左上や右上などに入れる「文字情報(テロップ)」のこと。いまどんな企画をやっているのか、誰が出演しているのかを一目でわかるようにしている。
サイド前
サイドを入れる前の画完状態のこと。総集編や過去素材として利用する時に、サイド前があると便利。
38
漫才マイクの大定番ソニーのC-38Bマイクのこと。通称38マイク。
三冠王
全日、プライムタイム、ゴールデンタイムの3つの時間帯で平均世帯視聴率のトップを取ること。
作家ペン
放送作家などが使うペンのこと。多くの作家さんがぺんてる社製造の『サインペン』を利用する。
3並び
ギャラが「33,333円」など同じ数字が並んべること。10%源泉徴収され、手取りでは30,000円とキリのいい数字になるので、よく利用される。 5万円の場合が「55,555円」と5並びになる。
座布団
テロップの視認性を向上させるために、テキストの下に敷くテロップベースのこと。
座付作家
特定の劇団や芸人に専属する放送作家や脚本家のこと。
座組(ざぐみ)
キャスティング。番組の出演者(プロヂューサーなども含め)の構成の事。 「特番の座組どうする?」などの使い方。
ザッピング
テレビを視聴中にチャンネルを次々に切り替えること。業界人はザッピングしがち。
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