テレビ業界で使われる特殊な“業界用語”をどこよりも詳しくまとめます。
現場で飛び交う意味不明な言葉や、恥ずかしくて今更聞けない用語など、テレビ制作大百科を見れば、ほぼほぼ知ることができます!
業界人じゃない方も、テレビ通として業界用語をぜひ覚えてみてください。
では”あ行のい”をどうぞ!
目次
あ行のい
一本化
複数の素材や資料を順番につなぎ1本にまとめること。サブ出しとスタジオ素材を編集して、OA尺を作るディレクターを一本化Dと呼ぶ。 ゴールデン・プライム帯での一本化は基本演出が担当する。
板目
厚紙板目紙のこと。使用頻度の高いカンペなどを板目で準備する。主に日テレなどで使われる。
板付き
撮影開始時に、スタジオ・舞台上に立っていること。画面のなかに最初から人物などがいること。
入り待ち
演者やタレントが現場に入ってくるのを待っているとき。
入り時間
現場に入る予定時間のこと。演者さんの入り時間についてはAPさんが把握しているケースがほとんど。
色モノ
色モノとは、寄席で落語や講談以外の芸のことをさします。 主に漫才、漫談、手品、大神楽や曲芸などです。寄席の演目一覧で、名前が朱色で書かれていたことに由来。
行ってこい
往復という意味。 行って戻ってくるということ。
移動車
車両やロケバスの別称。
移動メシ
食事の時間が現場で取れないロケの時など、移動中の車内で食事を済ませること。
イントレ
カメラ位置を高くして俯瞰ショットや大ロングショットを撮影するため、鉄パイプなどで作った組み立てやぐらのこと。
インサート
よりわかりやすく伝えるために別撮りで補足する動画や画像のこと。インサートをお任せられたらADとして成長した証。
インカム
収録で「スタジオと副調整室間(サブ)」や「カメラマンと中継車間」などで使われる通信機器。別名シーバー、無線機
イラレ
Illustrator(イラストレーター)の略称。使えるADは重宝される。
イマジナリーライン
2人の対話者の間を結ぶ仮想の線、あるいは人物、車両などの進行方向に延ばした仮想の線をいい、この線を超えたカメラの移動や編集をしてはいけないとされている映像制作上の基本原則ラインのこと。
EX(イーエックス)
テレビ朝日の略称
ENG(イーエヌジー)
肩に担いで収録するプロ機材カメラ。基本的に技術さんが使用する機材で、制作スタッフは使用しない。
EED
「Electrical Editing」の略称で、編集所で編集作業のこと。加工やテロップ入れなどを主に行う。話し言葉は「箱」で、書く場合に「EED」を用いる場合が多い。
1回戦
オフライン作業や台本作成など1回作業した状態のこと。1回しか作業していないので、これから精度を上げていきます!という意味。
1フレ(イチフレ)
テレビは30コマ/秒(正確には29.97コマ/秒)、映画のフレームレートは24コマ/秒。
16(いちろく)
「16mmカメラ」や「16mmフィルム」の略称。技術さんがよく使う言葉。
一脚(いっきゃく)
三脚の脚を1本だけにした支持装置。機動力があり、移動が多い現場で便利。
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