皆さんはADクラッシャーをご存知ですか?

ADクラッシャーとは、ADをすぐに辞めさせる人のことをいいます。

どこの業界にもヤバい上司はいます。その中でテレビ業界や映像業界は、フリーランスも多くまだまだ昔気質のパワハラ気味のディレクターが少なからず存在します。

そういうディレクターを担当するとADがすぐに辞めていきます。

自分の身を守るヤバいディレクターをかわす対処法を5つご紹介します。

「確認中です」など抽象的に報告しない

抽象的な報告は、ヤバいディレクターに限らず使わないようにしましょう。

「確認中」とは聞こえはいいですが、何も進展がなく、次の段取りがわかりません。ヤバいディレクターは特に、見えないことやわからないことに怒ってきます。

明日確認します。

明日確認して何時にわかるの?台本書けないよ

どういう確認をしている、いつ回答できるのかかなど具体的に伝えてあげましょう!

明日10時に電話するので、午前中にはわかります。

OK!じゃあ午前中までに教えて!

こまめに進捗報告

ヤバいディレクターは深夜・早朝関係なく、自分のタイミングで連絡していきます。

タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・

あれどうなってるの?

この前言ったやつまだ?

ロケスケっていつくれるの?

何時だと思ってんだよ!明日返信するから・・・

ちょっとした事でも連続して連絡が届きます。なので、自分からこまめに進捗を報告して、段取りや期日を伝えておけば、無駄な連絡も少なくなります。

連絡するのが嫌かもしれませんが、連絡しないと余計拍車がかかりますので、勇気を出しましょう!

全体で作業・稼働内容を確認

ヤバいディレクターは無理難題を要求してきます。スケジュール的に作業できないことや、業務以外のことまで平気で求めてきます。

なので、定例会議や打ち合わせの時に、プロデューサーや他のスタッフがいる前で、作業内容や稼働範囲を確信しておくことをおすすめします。

この期間は別番組と被ってるので自分は作業できません!

じゃあ仕方ないね。ディレクターもOK?

わかりました。

全体で事前共有することで、無茶な要求もされづらくなりますし、仮に来たとしても前もって出来ないことを伝えているので強く主張できます。

出来ない理由は明確に伝える

ディレクターはADの稼働状況を知りません。掛け持ちをしているか、ロケが入っているのか、用事で有給をもらっているのか、など全く知りません。

会社員のように、相手のスケジュールがどうなっているのか確認すらしません。

なんでお前今日動けねぇんだよ!

この前定例で別番あるって言ったじゃん・・・

事前に出来ない理由を明確に伝えておかないと、こんな感じで詰められます。

APやPに相談

最終手段はプロデューサーやAPなど上長にはっきりとNGを伝えましょう!

一緒に働きたくないと言えば、絶対にADを守ってくれます。もし守ってくれない制作会社であれば、辞めていいと思います。

ADがディレクターNGを出す事はそれほど多くはないですが、珍しくはありません。

せっかく続けたい制作仕事でも、ヤバいディレクターのために辞める必要は全くありません。違う番組に配属してもらったり、担当を変えてもらったり、別の制作会社に就職するなど対処法はたくさんあります。

またヤバいディレクターは、どんなに優秀でも仕事がなくなっていきます!

ADクラッシャーと呼ばれるディレクターを番組は起用しないようになってきています。

業界にいれば一度はヤバいディレクターに遭遇します。その時に、1人で我慢せずに、周りの力も借りて乗り越えていきましょう!

ADに嫌われるディレクターの特徴を書いた記事もありますので、ぜひそちらも読んでみてください。

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