テレビ業界で使われる特殊な“業界用語”をどこよりも詳しくまとめます。

現場で飛び交う意味不明な言葉や、恥ずかしくて今更聞けない用語など、テレビ制作大百科を見れば、ほぼほぼ知ることができます!

業界人じゃない方も、テレビ通として業界用語をぜひ覚えてみてください。

では”あ行のあ”をどうぞ!

あ行のあ

アバン

番組の冒頭で番組全体の内容をダイジェスト的に見せて、視聴意欲を掻き立てるブロック。

あご・あし・まくら

意味:あご→食事、あし→交通手段、まくら→宿泊のこと

朝イチ

朝起きてすぐ、また、出勤して最初という意味。正確な時刻ではなく、雰囲気で利用されるケースが多い。

頭出し

VTRや長尺映像をすぐに再生できるように準備すること。 映像の先頭(アタマ)部分でセットする。

朝10(あさじゅう)

朝10時の呼び方。編集所で初めて知る言葉。

粗編(あらへん)

粗い編集のこと。とりあえず抜きが終わり、ざっくりと編集した状態のこと。

雨傘(あまがさ)番組

ロケやスポーツ中継など実況中継番組が雨で中止になった場合に、代わりで用意しておく番組のこと。

青図(あおず)

スタジオの平面図。美術のセットプラン。美術さんが作ってくれている。

後泊(あとはく)

ロケ・撮影をすませた後、帰れるのに現地に残って楽しむために宿泊すること。翌日のインサートで残る場合は違う。

三脚の呼び方。常にどこに脚があるか把握しておくとロケで困らない。

暗転

演劇で、幕をおろさず、舞台を暗くして、その間に場面をかえること。

アナ室

アナウンス室の略語。

アリモノ

特別の発注や制作をせずにすでに用意あるもの。特につくったものではなく、あり合わせのもの。

アナ原

アナウンス原稿。目まぐるしく修正・変更が入るので、最新稿・決定稿などしっかりと把握して行いと事故を起こすので注意。

アマナ・アフロ

豊富な写真・動画素材を扱うサービス。編集作業時によく利用する。オフラインで仮画アマナ・アフロと書かれているとADは助かる。

穴があく

あるはずの物、事、いるはずのタレント、予定していたことなどがない状態。

アドリブ

予定されていない状況での機転のきいた発言を返すこと。カメリハやロケ中など多岐にわたってスタッフにもアドリブ力は求められます。

アドビ(Adobe)

Premiere Pro、Photoshop、Illustratorを手がける米国のプロフェッショナル向け画像編集ソフトウェアなどの世界最大手。現在の番組制作・映像制作の編集はほとんどadobeを利用される。

アテレコ

映画やドラマなどの映像作品において、登場人物の口に合わせて、台詞を吹き込むこと。 「映像に台詞を割り当てる」ことから「アテレコ」と呼ばれるようになったとされる。

アシスタントプロデューサー(AP)

タレントのキャスティングや予算管理などプロデューサーを補佐する。フリーランスも多く、制作進行やADの仕事もやってくれるAPさんは大人気!

ディレクターを補助しながら、番組のありとあらゆる業務を頼まれる最も忙しく、なんでもこなさなければいけないポジション。ドラマだと助監、広告業界だとPMと呼ばれる。

アシ

アシスタントの略語。

あおり

カメラを低い位置に据え、被写体を見上げる形で撮影する手法

アイリス

カメラに入る光量を制限する、調整可能な開口部のこと。 アイリスとは光の量を調節する機能で、絞りともいう。 絞り(開口)を大きく開くと光の量は大きくなり、小さくすると光の量は小さくなります。 絞りの大きさを数値で表したものをF値といい、数値が大きいほど絞りが小さくなり、数値が小さいと大きくなります。

アイソ

収録など多くカメラが回っている時のスイッチングしたVTRの収録名称。本線ともいう。

アイキャッチ

アイキャッチとは、視聴者の注意を引くためにテレビ番組や動画で使用される視覚的な演出。 CMの前後に数秒の短いカットを挿入してCM中にチャンネルを変えられないように目を引かせるもの。

アー写

アーティストやタレントが宣伝のために公式にマスコミに提供している宣材写真のこと。宣材と同義である。タレントのジャンルによって使い分けられる。芸人やタレントの場合は宣材、アイドルや歌手などはアー写。

アーカイブ

テレビ局内の過去放送番組の保存倉庫の事。 アーカイブ(archive)は保管庫の意味。

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