テレビ業界で使われる特殊な“業界用語”をどこよりも詳しくまとめます。

現場で飛び交う意味不明な言葉や、恥ずかしくて今更聞けない用語など、テレビ制作大百科を見れば、ほぼほぼ知ることができます!

業界人じゃない方も、テレビ通として業界用語をぜひ覚えてみてください。

では”さ行のし”をどうぞ!

さ行のし

テロップ等が入っておらず、カラコレが完了しているVTRのこと。またロケの現場では、カメラのホワイトバランスを意味する。

白完パケ

白の完パケのこと。つまり白の完成形。これを作らないと編集が始まらない。

白パカ

場面転換などで白い映像を数フレ入れる事。

白ホリ

壁と床の境が曲線になっており、影のできにくい背景を作ることができるスタジオのこと。

地明かり(じあかり)

照明の用語で、現場の標準となる照明のこと。基本的にはボーダーライトのみ用いることが多い。

撮影助手

カメラマンの助手、補佐のこと。仕事の役割によって「チーフ」「セコンド」「サード」と呼ばれる。

助監督

監督の助手・補佐をするひと。ドラマや映画などの映像制作の現場で使われる。番組制作でいうアシスタントディレクター。 助監にはファースト、セカンド、サード、フォースなど序列がある。

順撮り

カットの順、あるいはシーンの順に撮影していく事。

VTRの長さ、カットやシーンの時間などの長さを表す言葉。

尺調

VTRの尺(長さ)を調整すること。テレビ業界において尺が変更になること大事です。

実景(じっけい)

実際の風景のこと。インサート撮影などに使われる言葉。

字コンテ

画コンテの画のない字だけのコンテのこと。

事故

放送事故のこと。

視聴率

番組を見ている人の数。主にビデオリサーチが調査している。視聴率1%で約100万人が視聴。

姉妹番組

総合演出や、スタッフがほぼ同じチームで制作されている番組のこと。

姉妹番組例)アメトーーク・ロンドンハーツ/せっかくグルメ!!・早起きせっかくグルメ!!

仕込み

ロケ地や取材協力してくれる企業を見つけること。ADの主な業務。

絞り

レンズから入る光の量を調整すること。 レンズの穴の大きさを変えることで取り込む光の量を調整しています。 絞りの大きさの違いからくる、カメラに取り込む光の量を数値化したものがF値。 F値は、F2、F2.8、F4、F5.6、F8…のように基準となる値が決まっています。

ツェーマン

業界用語で「10,000円」の事。実際に使っている人は絶滅したおそれあり。

ジンバル

カメラを水平軸と垂直軸で回転させるモーターとセンサーを組み合わせて、手ブレによる揺れや傾きを補正する機材。 動きの多いシーン、音楽ライブシーンでよく利用される。

ジングル

場面転換のブリッジ用によく使われる短い音楽のこと。

シンク入れ

業務用テープにシンク(同期信号)とタイムコードの情報を記録していく作業のこと。テープ編集を行う時にまず初めに行う作業。

ジャンプカット

同一ポジションのカット(カメラ)を連続で繋ぐこと。ダンダンともいう。 YouTubeや切り抜き動画などSNSの編集で使われるが、テレビ編集では基本使わない。

シャッタースピード

動画・スチールを撮るためにシャッターが開いている時間のこと。

シャッター

カメラ前を通ったり、塞ぐこと。カメラの位置を把握する基本中の基本なので、シャッターすると怒られる。

ジブクレーン

カメラを高い位置へ上げて撮影する機材。ジブと略す。

シネマサイズ

主に映画撮影で用いられていた2.35:1ワイドスクリーンサイズのこと。テレビ番組で突然の芝居・演劇が始まった時に使われる。

シズル

商品や料理の魅力を演出し、視聴者を刺激する表現や感覚のこと。シズル感の語源は、英語の擬音語である「sizzle」で、肉がジュージューと焼けて肉汁がしたたり落ちている状態を意味します。

シュート

カメラを回し始めること。撮影を開始すること。

シーバー

トランシーバーの略称。基本現場ではシーバーで連絡し合う。

ジャンクション

オンエアされる直前に、番組の告知を放送すること。

ジェネレーター

発電機の略。野外イベントの仮設機材の電源として使用する。ジェネと略す

CX

フジテレビの略称。業界人以外にCXと使うと嫌われるので注意しましょう。

CP

チーフプロデューサーの略称。プロデューサーよりも一つ上の役職である。番組全体の管理や編成・営業など各所と連携する。

#

放送回数などを表す記号。

CCD

モニタリングやドッキリ番組で利用される小型高性能カメラのこと。

JASRAC

日本音楽著作権協会のこと。作詞・作曲などの音楽作品の演奏権、録音頒布権の行使を代行・管理する機関。

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