テレビ制作現場に身を置く人にとって共感できるあるある、早く言いたいです。

第3弾は、定例会議のあるある言います。

定例会議に潜むあるあるを早く言いたいです。

ネタが決まらないと地獄

定例会議でネタが決まらないと地獄です。

作家さんも総合演出も忙しいので、次に打ち合わせできるのがわからず、ずっと宙ぶらりん状態になります。ただただ時間だけが過ぎていくヤバい状況になります。

すんなりネタが決まって、分科会に移行できればいいですが、ネタ案もダメ、リサーチもダメだと会議室が冷え切ります。

このネタじゃダメ!新しいネタ持ってきて!

わかりました・・・

ヤバいよ!ロケまで10日切ってる・・・

頻度は高くないですが、よくあることなので絶対に経験したことあるはずです。

定例会議などの全体会議では、基本的にADは地蔵になります。

会議準備だけして、1時間座ってるだけです。もちろんメモや議事録は取りますが、発言を求められることはありません。

制作会社が仕切る番組や、人数が少ない場合だと発言することはありますが、特番やゴールデン番組だとまずないでしょう。

この時間も総合演出や作家さんの発言を聞きながら、勉強できる絶好の時間なので最大限うまく活用しましょう!

タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・

ゴールデン番組だと若手ディレクターも地蔵

ゴールデン番組や大型特番だと若手ディレクターも地蔵になりがちです。

総合演出とチーフ作家、各演出ディレクターの会話で進んでいきます。若手ディレクターの場合は、決定したネタを行うので企画自体に、色や個性を提案することは難しくなります。

それでも発言したり、面白い宿題を提案するディレクターは重宝されます!総合演出にも気に入られて、意見を求められることも普通にあります。

定例会議では、実力が認められていないと発言できない雰囲気があるので、いち早く実力を認めさせるようになりましょう!

放送作家・構成作家さんの宿題がギリギリに届く

作家さんの宿題(ネタ案)が届くのは、基本ギリギリです。

会議5分前に届くこともよくあります。大御所作家さんだと、パソコンを持っておらずFAXで送ってくる人もいます。

作家さんの宿題をベースに、ネタ決めていくので絶対に会議には人数分印刷しないといけず、ADさんは今か今かと宿題が届くのを待っていがちです。

なぜギリギリ送られてくる理由は大きく2つになります。

宿題がギリギリな理由
忙し過ぎてギリギリでネタを考えている
早く送りすぎると考えていないと思われるので、あえてギリギリに送る

基本どちらかになります。早く宿題ができても、前日に送る作家は基本いなく、当日1時間前くらいに送ってくるのが多いと思います。

売れっ子作家はきっちり1時間で退出しがち

売れっ子作家さんは、何本もレギュラー番組を抱えており、1日中打ち合わせをしています。

ディレクターの場合は、番組を掛け持ちできても3~4本が限界ですが、放送作家・構成作家の場合は、10本以上掛け持ちすることができます。

そのため定例会議や打ち合わせを作家さんの予定合わせに組んでいる番組もあります。なので、基本打ち合わせは1時間で次の会議に向かっていきます。

売れっ子作家さんが会議を抜けていく姿はカッコいいです!

とんでもないゴシップを時々聞ける

定例会議では、週刊誌などにも出ないような特大ゴシップが聞けることがあります。

局員さんや放送作家さんは、タレントさんと仲も良くさまざまな情報を知っていて、会議を盛り上げるためにちょっとしたゴシップを言うと会議が盛り上がります。

実はあの芸能人〇〇してるみたい!

次のゲスト芸人さんは元カノアイドル〇〇のだよ

年に数回ビックリする情報が聞けるのも定例会議の楽しさかもしれません。

耳だけ参加のプロデューサーがいる

Zoomが普及したことになり、画面真っ黒で耳だけ参加しているプロデューサーが続出しています。

定例会議では、演出面を決めるのがメインになるため、ディレクターや作家が中心になります。プロデューサーは何かあれば発言するだけになるので、求められなければ発言しません。

なので、耳だけ参加してロケ・MA・ロケハンなどを別の現場で作業するプロデューサーも多いです。

直接会ったことがない作家が増えた

Zoomが普及してめちゃくちゃ楽になりましたが、その反面顔を知らないスタッフさんが増えました。

以前は毎週会議室に50人くらいが全員集まっていましたが、いまはZoomでなので会う機会がめちゃくちゃ減りました。メールやLINEだけの関係で、顔を見たことがない放送作家さんが増えました。

直接会うことでコミュニケーションが生まれ、仕事に繋がる業界なので放送作家(構成作家)やフリーのディレクターさんは営業チャンスが減ったかもしれません。

それでも、掛け持ちできる本数が増えたので、プラマイゼロなのかもしれません

視聴率がいい週は最高!

視聴率が良かった週の定例は全員がハッピーです!

過去最高視聴率を叩き出した時には、高級弁当が振る舞われることもあります!番組制作のどこに行っても、数字を求める世界なので、どんなに苦労しても、どんなにミスしても、数字が良ければオールOKです!

その反面、数字が悪い時の定例はお通夜みたいになりがちです。

定例会議あるある、いかがでしたか?

これからもベターなあるあるや、ニッチな業界あるあるをたくさん言いたいと思います。

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