皆さん、カメリハって知ってますよね?

カメラリハーサルの略称になります。

ドラマや映画、CMなどの映像制作に限らず、バラエティ番組から報道番組までどこの現場でもカメリハはあります。

カメリハは本番に向けての最終調整・確認になる時間なので、緊張感は高くAD(アシスタントディレクター)だからと気が抜けません。

これまで数多くの番組に携わってきたディレクター目線で、ADさんがカメリハの注意するべきポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください!

バミリ・テープは切って常備しておく

ADであれば収録・撮影中は、バミリ・テープなどは絶対に常備しておきましょう!

必要な時にスッと出せないADは「使えない!」と思われてしまいます。

テープくらいスッと渡せよ!

すみません。いま持ってきます・・・

チーフADやチーフ助監督といった指示する側になれば、持たなくてもいいですが、それ以外のADさんは、必ず身につけておくようにしましょう。

バミリが多い現場では、太ももにバミリを大量に貼っておくとスムーズに作業するのが、常識です。

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

必要な備品は撮影現場に置いておく

カメリハ中は何が必要になるかわかりません。

ディレクターから急に予定にない要求されることも珍しくありません。

なので撮影本番で必要になりそうなアイテムは、撮影現場に置いておきましょう!

スタッフ控室や廊下などに置いておくと、取ってくるまでに時間がかかり段取りが悪いレッテルを確実に貼られます。

いま控室から取ってきます・・・

段取り悪いな!準備しておけよ

必要な備品や小道具を持ってくるためだけに、待たされる時間は全員ストレスです。

現場の空気は確実に悪くなります。

備品はカメリハ中にすぐに使える場所に持っておくようにしましょう。

大きい声で話す

収録現場はたくさんのスタッフが集まっています。

全員に指示や作業を届けられるように、大き声で話すようにしましょう!

個人的に声が小さいADや助監督は大成しません!!!

小さい女の子でも、仕事ができる人は、みんなハキハキ声が大きいです。

大きい声が苦手な方も、勇気を出して頑張って声を出すようにしましょう。

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

動きや身振りは大きく!

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

カメリハでは、ADやディレクターは演者になりきる役割もあります。

恥ずかしい!とか言ってられません!本気でやり切らないとダメです!!!

もっと大きく!本気でアイーンやれ!

恥ずかしくて・・・

本番のために、本気でやり切るのが仕事です!

声や動作が小さいとカメラマンも音声さんのリハーサルになりません。

恥ずかしい気持ちは誰でも同じです。カメリハ中にカメラを向けられたら、役になりきって大袈裟にアクションしましょう。

演者さんのように、面白いことや上手いことを求められませんし、全員覚えていないので、楽な気持ちで臨んでください。

押し巻きを意識する

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

カメリハの時間管理はADの仕事です!

ディレクターはこだわった何分でも繰り返します。

そうなると撮影時間が押してスケジュールが破綻していきます。

そうならないためにも、ADさんはカメリハのスケジュールを把握しておきましょう。

もしリハが長引きそうな場合、ディレクターにちゃんと伝えるようにしましょう。

ただ黙って時間管理をしないADは、職務怠慢になりますので、注意しましょう!

ボールペンを複数本持っておく

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

カメリハ中は、高頻度でボールペンなどペンを貸して欲しいと言われます。

私自身も、数えきれないくらい貸してきました。そして、数えきれないくらい貸してもらいました。

収録当日はディレクターやプロデューサーに貸しても、すぐに返ってこないです。

むしろ返ってこないつもりで貸した方がいいです。

なので、自分が使う分だけでなく、ディレクターに貸し出せるように数本予備を持っておくといいでしょう。

こういう気遣いができるADは確実にシゴデキです!!!

わからないことは絶対に確認!

外ロケの場合は日の入り・日没時間を把握してスケジュールを組みましょう。

カメリハに限らず、リハーサル中にわからないことは絶対に確認しましょう。

少しでも不安があることを残しておくのは超危険です!!!

適当な理解で本番が大失敗になってケースが数多くありません。

そうなった場合、現場は地獄です。ほんとヤバいです。

わからない事を、わからないままにしている事が一番危険です。

特番や大人数の現場だと、なかなか聞きにくいかもしれませんが、絶対に確認しましょう。

ADのほとんどのミスは、確認していれば防げることになります。

カメリハの押さえておきたいポイント、いかがでしたか?

撮影に慣れていない新人ADの皆さんは、ぜひ参考にしてください!

一人でも救われるADさんが生まれたら、大変嬉しく思います。

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