ADを卒業してディレクターになったとしても、悩みや課題をつきまといます。

むしろディレクターになった方が、責任も増すのでAD以上に苦労や悩みを抱えることになります!

多くの新人ディレクターは、同じように悩みますので気にしないでください。

少しづつ経験を積んでいくことで、一人前のディレクターになれます!

ディレクターさんだけでなく、これからDを目指すADさんもぜひ最後まで読んでください。

ありきたりなナレーション

ディレクターになって、ほとんどの人が悩むのがナレーションです。

いつも似たようなナレーションになったり、どこかの番組と似ていたり、惹きつける言葉を書けずに悩みがちです。

毎回演出や作家さんから、大量の直しが入るナレ原は、本当に辛いですよね。

ナレーションが苦手な人は、他番組を研究し、いいフレーズや言葉をメモしておくのをオススメします!

同じ言葉をそのままパクるのではなく、ナレーションの構成や言い回しなど、盗める技術がめちゃくちゃあります!

すぐに上手なるわけではないので、VTRを繋ぎながら、スキルを身につけていきましょう!

オフラインのスキル不足

ディレクターといえば、オフラインが命です!

やはりオフラインのスキル不足で悩む新人ディレクターがほとんどです。

オフラインが苦手な新人は、映像を見ながら構成を作って行きがちになり、上手く繋げられていません。

まずは、全体の素材を確認し、VTR構成を作ります。そして構成が出来てから、オフラインを始めてください!

一本の筋が作っていないと、頭とケツで目線がズレてしまいます。テレビ番組の編集は、構成や目線、流れをめちゃくちゃ大事にする文化です!

繋ぎながら構成を作るのではなく、まずVTR構成をじっくり練ってから、オフラインに入ると上手くいくとはずです。

タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・

タレント仕切りの難しさ

ディレクターになれば、ロケや収録で出演者を仕切れないといけません。

新人であっても、有名タレントや売れっ子芸人さんを相手にしないといけません。

上手く仕切るコツは、正直慣れです!場数を踏むことでしか、基本解決しません!

構成と違う方向に進んで、修正できなかった

上手くカンペを出せずに、ほしい素材を撮れなかった

最初は緊張して伝えられないかもしれませんが、勇気を出して指示を出してみてください!

出演者さんも優しいので、ちゃんとディレクションに応じてくれるはずです。

余計な素材をたくさん撮ってしまう

若いディレクターさんは、心配になりすぎて、必要な素材も撮ってしまいがちです。

無駄にロケ時間が長く、スケジュールが押して、タレントもADも全員困らせてしまいます。

絶対このカット使わないだろ・・・

スケジュール押しすぎ。タレントさんのケツあるよ

ロケが始まると、テンパってしまい必要な画がわからなくなり、台本上に書いてある全てを撮っておこうとなりがちです。

そうなるとスケジュールは押して、グダグダのロケになってしまい、現場も最悪の空気に。

ただ新人ディレクターの場合は、撮りすぎてしまうのは仕方ないことですので、気にしすぎないでください。

その中で、テンパリすぎずに、冷静に判断できる余裕を持っておきましょう。

またADに素材を頼むときも、とりあえず頼むではなく、本当に必要なのか?を考えて発注しましょう。

無駄に素材だけを依頼するけど、結局使わないディレクターは、嫌われます!皆さんも、嫌っていたディレクターにならないように注意しましょう。

演出ディレクターへの道のりが長い

ADからディレクターになったのが、ゴールではありませんよね。

やっとテレビマンとして、スタートラインになったばかりと言っていいかもしれません。

一本化編集を担当する演出ディレクターを目指したら、果てしなく感じてしまいがちです。

ADからディレクターは、歴を積めば誰でもなれると言われています。

しかし、演出ディレクターになれるのは、ほんの一握りであり、圧倒的実力と社交性がないといけません!

ディレクターになったばかりで、上を目指すと挫折しかねないので、まずは一人前にロケD・サブ出しDになれるように、頑張りましょう!

一歩一歩進めば、いずれ演出になれます。

ディレクター昇進後の試練、いかがでしたか?

ディレクターは絶対に一度は悩みます。悩まない人はいません。

ADと違った悩みと向き合わないといけませんが、ひとつひとつ経験を重ねれば絶対に上手くいきます!

ADよりディレクターが大変な時代になりましたが、これからもテレビ制作大百科は頑張るテレビマンを応援しております!!!

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