テレビ業界で使われる特殊な“業界用語”をどこよりも詳しくまとめます。

現場で飛び交う意味不明な言葉や、恥ずかしくて今更聞けない用語など、テレビ制作大百科を見れば、ほぼほぼ知ることができます!

業界人じゃない方も、テレビ通として業界用語をぜひ覚えてみてください。

では”あ行のお”をどうぞ!

あ行のお

オフチェック

オフラインチェックの略称。総合演出、プロデューサー、構成作家などにオフライン映像をチェックしてもらうこと。局によって言い方が異なり、PV(プレビュー)とも呼ばれる。

大部屋

若手芸人やエキストラが大人数で待機する楽屋。会議室など使用される場合が多い。

大宅壮一文庫(おおやそういちぶんこ)

評論家・大宅壮一が遺した雑誌専門図書館。最寄駅は京王線八幡山駅。リサーチやネタ探しで、業界スタッフなら一度は利用する図書館。

毎日同じ時刻に放送する番組のこと。基本曜日でチームが分かれている。

起こし

文字起こしの略称。打ち合わせたインタビュー素材の文字を書き起こすこと。一言一句起こすのか、荒く起こすのかでカロリーが変わる。 テロ原を作るときにあると便利。

音入れ

編集したVTRに音楽・効果音・ナレーションを入れていくこと。MAとも呼ばれる。

音打ち

音楽やBGMなどの音関連の打ち合わせ。

音声チャンネル分け

ロケ・収録での音声収録したチャンネル表。音声さんが収録終わりにくれる。オフラインの時に必ず使うので、無くさないように!

音残し

次のカットに音をこぼす事。”こぼし”と使われることもある。

押し番

特番やSP放送をPRするために、再編集した過去などを放送する番宣番組。前日の深夜帯や当日の午後に流れるケースが多い。

押し巻き

”押し”予定より時間を超えていること。

“巻き”。予定より早く進んでいること。

お蔵

放送予定番組やロケ・作品などが中止になり、公開されないこと。業界が長ければ、大小あれど一度は経験する。

オンリー

映像とは別に音声のみを単独で録音すること。

オンタイム

スケジュールや番組進行が予定通りに進んでいること。オンタイムだとみんな安心する。

オンスケ

オンタイムのスケジュールのこと。予定通りのスケジュールのこと。

オンエア

放送中、放送するということ。 「ON AIR」あるいは「ON THE AIR」の略称。

オムニバス

いくつかの独立したストーリーを並べて、全体で一つの作品にしたもの。

オフレコ

記録や公表、OAをしないこと。「OFF RECORDING」の略語。

オフショット

撮影されることを意識して身構えていない、自然体の撮影すること。また休み(オフ)の時の姿を写すこと。

オフコメ

顔出しせずコメントすること。画面に出ず声だけが出演すること。

オフ1・オフ2

オフラインチェックの回数。オフが1回目。オフ2が2回。スムーズに行く場合は、2回程度でオフチェックが終わり、箱に進む。回数が多くなるイコール、編集の直しが多く、大変であることを意味する。

オフライン編集

ロケ・スタジオ素材を編集し、尺を作る作業。優秀なディレクターは総じてオフラインが上手い。同じ素材でも編集の違いで全く違くVTRになる。

オープニング

番組の始まりの部分。

オーバーラップ

一つの画面が消えないうちに次の画面を薄く映し出し、次第にその画面を濃くして行く編集技法。OLやディゾが略語。

OMF(おーえむえふ)

ビデオ編集上のマルチトラックデータ、クリップの位置情報などを保持できる音声ファイルフォーマット。OMFもしっかり書き出してMAさんに渡しましょう!

オンライン編集

編集所内で編集すること。エディターさんに作業を任せ、主に映像の加工作業などを行う。基本箱をEEDと呼ぶ。

音効

映像に合わせてBGMをつけたり、効果音をつける専門の仕事。通称音効さんと呼ばれ、顔は見たことがないがよく連絡する人。業界で一番稼げる職業と言われる。

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