番組制作の皆さん、広報さんに嫌われる行動していませんか?
「取材する側」だと思って、ビジネスマナーや礼節を守らない行動をとってしまうと、テレビ業界全体がどんどん取材・ロケがしづらくなって、巡り巡って自分の首を絞める事になってしまいます。
「取材する側」ではなく「取材させていただく側」として広報さんや店主さんに嫌われないように注意しなければいけません。
これまで500社以上の広報さんと話した大百科ライターが、広報さんが嫌がる番組制作スタッフの特徴を5選まとめてみました。
この記事が少しでも、テレビ業界や映像業界の発展に繋がることを願っています。
横柄な態度!全てが上から目線
メディアとして「取材をしてやってる!」と勘違いしているスタッフは嫌われますし、態度に出ています。
そんな奴いるか?と思うかもしれませんが、広報さんに聞くと意外といらっしゃると知り驚きました・・・
すぐに料理提供できるようにスタンバイしてください!
これもっと綺麗な器な準備してください!
ネタが弱いんで、没になるかもです。
取材させてもらってるんだから、言い方気をつけろよ・・・
番組側が要望やリクエストを出すのはいいのですが、その伝え方や相手への配慮が欠けている人は最悪です。
こういう経験をした企業や店舗は、二度と取材・ロケを受けてくれなくなる場合もあります。
多くの企業は本業の時間を割いてメディア対応していて、取材されるための準備や調整など番組スタッフの目に見えないところで色々動いています。
急に連絡が来て、対応したのに、横柄されると誰でもいい気分ではありません。
ほとんどの番組スタッフは当たり前に出来ていますが、気をつけてください。
バラシ・キャンセルの連絡がない
取材・ロケがバラシやキャンセルになった場合、忘れずに連絡しましょう!
お問い合わせして動いてもらった企業さんには、ビジネスマナーとして最低限の一報はいれましょう。
仮押さえなどしていた場合はもちろんですし、日程や取材可否を確認した場合はご連絡するだけで印象が全く異なります。
バラシの連絡が申し訳ない気持ちでしづらいかもしれませんが、相手の予定や時間を奪ってしまうので素早く丁寧に連絡するようにしましょう。
都合のいい時しか連絡を返さない
番組都合でメールや電話で相談してくるのに、広報側の連絡や質問には返信しないスタッフも嫌われます。
企業や店舗側もロケ・取材に対しての準備や段取りがあります。
営業をストップしたり、会議室を押さえたり、社内申請をしたりなど、制作スタッフに見えない裏で色々と動いています。
メディア対応が本業ではないので、それ以外の仕事が当たり前にある事を頭に入れておきましょう。
自分たちの都合のいい連絡だけでなく、広報さんからの質問や連絡にはちゃんと返信しましょう。
番組側のスケジュールだけで動く
広報や店舗の都合を考えずに一方的なスケジュールを押し付けるのはやめましょう!
番組側のスケジュール調整が難しいのは重々承知しています。演者さんの入り・出し時間やロケの段取りなど、調整しなければいけないことが沢山あると思います。
番組サイドと比較して、企業側は「簡単に調整できるだろ」と思わないでください。
さらにロケや取材の時間がズレる時はちゃんと連絡しましょう。
相手にも予定があり、番組のために時間を合わせて対応しています。急なトラブルやロケの押し巻きでスケジュールが変わることはよくあると思いますが、自分だけの都合を押し付けずにしましょう。
注意事項を守らない!聞いてないことをしちゃう
メディアの影響力、ましてやテレビの影響力は依然と強いです。そのため広報さんは、企業のブランディングやイメージを守るために動いています。
打ち合わせで聞いていたことが違っていたり、伝えていた注意事項を守っていないと撮影後、さらに放送後では取り返しのつかないことになります。
広報さんに注意事項を言われるのはおそらく担当のADさんになると思いますので、しっかりとディレクターやプロデューサーにも共有して、番組全体で把握しながら守っていくことがトラブルを避けるポイントになります。
広報さんに嫌われる番組スタッフの特徴5選、いかがでしたか?
テレビ業界に限らず、ビジネスマンとして、人として嫌われる当たり前のことだと思います。しっかりと礼儀やビジネスマナーを守り、対等な関係で相手に接すること大切になります。
時代遅れの「取材する側」という価値観を持っている人は注意してください!これからの時代はもうその態度は通用しません。
メディアと企業は持ちつ持たれつの関係だと思います。互いにリスペクトし合い、助け合いながら共存共栄を図っていかなければいけません。
ロケや取材が出来なくなったら、テレビやメディアは終わりです。
未来のテレビ業界・映像業界のために今を働くスタッフさん、そしてこれから業界を目指す学生さんは気をつけていただけたら、とても嬉しく思います。
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