
テレビ業界に携わる人にとって、ほぼ確実に当てはまる職業病をまとめました。
今回は番組ディレクターの職業病です。
今やAD(アシスタントディレクター)より大変と言われるディレクターの生態をご紹介していきます。
・プライベートでもトークの構成を気にする
完全にオンオフがなくなる

ディレクターになれば、AD時代よりもオン・オフが完全になくなります。
全てのディレクターは、100%裁量労働制に切り替わります。
どこにいても、何時でも、お正月でも、番組スケジュール次第では、対応しなければいけません。
来週の海外ロケ1週間、お願いします!
わかりました!準備します。
急な長期海外ロケも、あり得る世界になります。
オンオフを気にせず働いている感覚がよりなくなるのが、ディレクターですし、それを気にしない人が業界に残っていると思います。
画よりも音の編集が気になる

動画編集を極めると、画よりも音が気になるようになります。
ADの時は気づかないですが、ディレクターの経験を積めば、音の重要性を否が応でも感じるでしょう。
むしろ音を軽視するディレクターは、確実に優秀じゃないです!
映像をカットするよりも、音をカットして、潜り込ませ、1フレの調整を行います。
売れっ子演出家は、素材音だけでなく、SE・BGM・NAなどの編集作業にあたるMAにめちゃくちゃ力を入れます。
ビックリするくらい音にこだわりを持ちますので、音って重要だなと改めて、感じることも多いです。
総合演出のスケジュールに絶対合わせる

総合演出・演出のスケジュールに合わせないといけないのが、ディレクターの辛いところです。
忙しい合間で編集作業をしていますが、関係なくテレビ局員のスケジュールが有無を言わさず入ってきます。
こればっかりはどうしようもないのです。
朝5時。深夜2時。3時間後に見せて欲しい!など、24時間いつでも、急な調整が入ってくるのが、なかなか大変な職業の所以です。
タレントさんが来ることでついつい張り切ってしまい、ロケハンで訪れて感じたいい雰囲気が変わってしまい残念なことに・・・
自分のVTRの毎分視聴率が一番気になる

テレビマンが視聴率をもっとも気にしますが、その中でもディレクターは自分のVTRの毎分視聴率を一番気にします。
むしろ番組全体の視聴率が悪くても、自分のVTRが伸びてたら喜びます!
逆に自分のVTRで下がっていると、めちゃくちゃ凹みます。
その中で、番組全体の最高視聴率が自分のVTRだったら、最高の誉です!!!
OA翌日は、ディレクターにとって、ドキドキです。
ロケ弁・編集飯は食べなくても味を脳内再生できる

ディレクターになると業界歴が10年を超えていきます。
なので、ロケ弁や編集飯などほぼ確実に1周、いや10周くらいして、飽き飽きしてる人も多いです。
なので、ディレクターになると店名を聞いただけで、ロケ弁を脳内再生できるようになります。
何百回食べた弁当でも飽きない弁当を作り続けてくれるロケ弁・弁当屋さんには、本当脱帽です。
テレビディレクターの職業病、いかがでしたか?
これからもベターなあるあるや、ニッチな業界あるあるをたくさん言いたいと思います。
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