テレビ業界の第一歩のAD(アシスタントディレクター)へのなりかたをまとめていきます。

大きく分けて4つのルートでADになることができます。ルート別の入社難易度・倍率・求人頻度・未経験などに沿ってご紹介していきます。

ADに向いている人の特徴をまとめた記事もありますので、こちらも読んでみてください。

制作会社

一番オーソドックスなのが、番組制作会社に入社することになります。新卒・中途採用ともに通年募集している制作会社がほとんどです。

業界全体でAD不足が問題になっております。

入社難易度は、制作会社によって全く異なります。大手制作会社に未経験で入社するのは難しいですが、小規模な制作会社であれば未経験募集もしています。

番組制作会社について
入社難易度制作会社の規模によって異なる(大手は難しい)
新卒倍率数十〜数百倍
中途採用通年募集している
未経験採用している(大手は経験者のみが多い)
新卒給料20〜30万円

派遣会社

番組制作会社だけでなく、派遣会社への入社でADになることができます。

番組制作は行なっておらず、ADやディレクターを番組に派遣をしている形です。派遣会社によって、バラエティ系・情報番組・報道系・ドラマ・映画など得意ジャンルが分かれていますので、自分がやりたい番組が派遣先にあるのか調べておくのをおすすめします。

絶対に自分の希望番組に配属されるわけではないので、ご注意ください。

また派遣会社といっても、収入が途切れてしまう心配はなく、制作会社の正社員と同様に安定して給料はもらえます。

派遣会社について
入社難易度制作会社に比べて低い
新卒倍率数〜数十倍
中途採用通年募集している
未経験採用している
新卒給料20〜30万円

テレビ局

テレビ局に入社するのはとてもハードルが高いです。さらに入社できたとしても、制作局に配属されなければ番組制作ADにはなれません。

新卒は毎年募集していますが、中途採用でのAD募集はほとんどないと思います。募集していた場合でも、基本的に相当の経験者のみが採用されます。

番組制作会社について
入社難易度めちゃくちゃ高い
新卒倍率数百倍以上
中途採用ほぼしていない
未経験採用していない
新卒給料30〜40万円

フリーランス

知り合いの制作スタッフと繋がればフリーランスでADになることもできます。それほど多くはないですが、繋がりから業界に入ってくる人も少なくありません。

雇用形態は、番組ごとに契約する「番組契約」もしくは、放送ごとの「本数契約」になります。ほとんどの場合が、制作会社と「番組契約」を交わすことになるでしょう。

フリーランスの良さは、自分の判断で番組を選べることです。そのため、実力と対人関係などが圧倒的に求められるので、実力がなければすぐに仕事はなくなります。

番組制作会社について
入社難易度運と交友関係
未経験採用あり
給料30〜40万円(不安定)
特記不安定だが実力次第でテレビ局員よりも稼げる

ADへの4つのルート、いかがでしたか?

制作会社や派遣会社に入社することは、難しくありません。やる気と一般的な対人関係があればどこかで採用してくれるはずです。大百科ライターは、制作会社に入社し、フリーランスになりました。

テレビ制作大百科を通して、ADや番組制作に少しでも興味を持ってくれる人が増えてくれたら嬉しいです。

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